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研修医相談室 【第1回】

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指導医のレベルによって研修医の実力に差が出てしまうのでしょうか。
また、医師としての能力を延ばすために大切なことは何ですか。

研修医イメージイラスト

今年医学部を卒業し4月から市中の病院で働き始めました。自分の力不足のところもあり第一志望の病院ではありませんが、採用いただいた病院で自分自身の将来像を描きながら研鑽を積んで行けたらと思っています。ただ不安もあります。

実際問題として指導される側が指導医を選ぶことは難しいと思うのですが、研修する病院の指導医の能力によって、初期研修終了後の実力は変わってくるものなのでしょうか。もし、そうであったとしても個人の努力で補うことはできるのでしょうか。また、医師としての能力を伸ばしていく上で、大切なことは何でしょうか。ご助言お願いいたします。

竹内先生の回答

指導の良し悪しを決めるのは研修医の姿勢次第です。教えてもらうというpassiveから、自ら学ぶactiveな姿勢に切り替えることが大切です。

研修医とは、医学部を卒業して医師の資格を取得し、働きながら学ぶという立場です。研修医になったら、「教えてもらう」というpassive(受け身)の姿勢から「学ぶ」というactive(能動的)な姿勢に切り替えることが大前提です。まるで予備校生のように、目標をクリアするために効率のよい方法を指導してもらうという発想は、心構えからしてactiveとはいえないでしょう。
受け身な人はどんなに有能な指導医に指導されても力がつきません。

研修で学ぶ内容は、せめてこのくらいはできるようにしておかないと困るという最低限のことであって、自らが掲げる医師としての目標に向かって一歩一歩前進することとは次元が違います。

指導医のレベルについてですが、研修医の立場からみた指導医のレベルとは、その医師の本来の意味での能力というよりも、研修医に対する接し方をさしているのではないかと思います。それは、あまり本質的な問題ではないのではないでしょうか。指導の良し悪しは、指導医と研修医の相互作用で決まるものだと思います。ほとんどの医師は後輩に何か伝えたいという気持ちを必ず持っているものですから、研修医がactiveであれば、おのずと指導医も積極的に指導する形になっていきます。研修医の姿勢次第で指導のレベルも変わってくるといっても過言ではありません。

竹内靖博先生
虎の門病院 内分泌センター 医学教育部
部長 竹内靖博先生

私は常々、『若いうちは良いところだけを見なさい、悪いところは我慢しなさい、それが自分の力を伸ばすことにつながるから』と言っています。医師の仕事は、いろいろなところを転々とすることが多くあります。その場その場で良いところ、悪いところはある。もちろん指導医にも良いところ、悪いところの両方があります。そうした中で、良いところを学びとるという姿勢を続けていくと、すばらしい結果に結びつく、私はそう信じています。

大切なのは与えられた環境の中で吸収できることを見つけること。悪いところを見つけるのは、自分が医師として成長をし、それを改善する立場になってからでも遅くありません。

また、ひとつの施設にずっととどまるというのは、必ずしも良いこととはいえません。どんなに医療の標準化を推進しても、細かいところは個々の病院によって異なります。あるひとつの組織や先生について、それがスタンダードと思いこむのは良いことではありません。とくに若いうちは、あちこちの施設を見て回ることも有益です。そして、その場その場で一番良いと思えることを見つけていくほうが好ましいと思います。

虎の門病院での研修には、どんな特徴がありますか?

厳しいけれど、ここで学んだことを誇りに思える充実した環境を提供しています。

虎の門病院は創立53年で病院としては歴史が浅いほうですが、創立の初期の段階から卒後レジデントを全国から公募して採用してきました。医学教育部という部署が正式に置かれているのも、病院としてはめずらしいと思います。

患者への診療に専念して一人前の医師を自分たちの組織の力で育て上げる、というのがレジデント育成の大きな目標です。虎の門病院自体が医師の育成機関として、出身大学、出身地を問わずに研修医を受け入れてきました。その結果、虎の門病院で学んだ1000人を超える医師が全国各地にいて、そのほとんどは今も現役で働いています。どんな地域に行っても虎の門のOB、OGに接するチャンスがあると思います。みなさん、虎の門で学んだことを誇りに思っている方たちです。病院の機能として充実しているだけでなく、若い医師を教育する機関としても、極めて充実した環境を提供している病院だと思います。

竹内靖博先生

当院では初期研修の2年間で、内科系のプログラムでは内科系のすべての科、外科系から外科のすべての科をまわるシステムで、研修は正直言って、かなり厳しいです。それでも、「ここで自分の力を試したい」と、虎の門のやり方に共感する意欲ある研修医が集まってきています。もし虎の門病院で研修を受けたいならば、まずどんな様子なのかを見学に来てください。

虎の門病院の内分泌センターが、他と違うのはどんな点ですか?

あらゆる内分泌疾患の治療を院内ですべて行うことができ、
それぞれに専門家が揃っています。

当院の内分泌センターでは、糖尿病を除いた内分泌疾患だけで年間350~400人の入院患者を受け入れています。その守備範囲は、間脳・下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、性腺、骨、血圧など幅広いものです。多くの大学病院の内分泌科でも糖尿病を含めて年間400~500人の入院数ですから、内分泌の勉強がしたい人にとって、当科はバラエティに富んだ診療が経験できる、非常に貴重な環境といえるでしょう。

内分泌疾患は内科だけでは完結できないものも多く、外科や他の診療科と連携して診療にあたります。たとえば通常、内科で検査を行い、脳外科で手術をすると、術後数ヶ月たって、ようやく内科に戻されるといったパターンになるかと思います。当院では手術直後から内分泌センターの内科医が間近で診療を行い、外来でも継続して診ることができます。そのため、同じ期間であれば、他の多くの施設での何倍もの経験ができると思います。