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ロボットに搬送してもらう!?優れた最新医療機器2

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2015年の今年は、映画「バック・トュー・ザ・フューチャー」で描かれた未来シーンが現実となる年代、と言うことで世間でも話題になりました。時代の進歩はテクノロジーの進歩でもあり、そうした数々の技術革新は、想像を超える夢のような製品やスタイルを享受してくれます。

医療機器においても、最先端の機能を有した機器や器具、未来の医療や介護環境をテーマとした装置等が次々に研究・開発され、試行錯誤を繰り返しながら実用化へと発展。より効率的でスマートな環境を求める、これからの医療診断等に大きく貢献しています。なかでも今日の医療環境において、もっとも大きな期待をかけられているといって過言ではない分野が、医療用ロボットの領域。人的な負担を軽減することはもちろん、確かな安心・安全を備えた医療ロボットは、世界でも多くの国々で開発、導入されています。

日本発、世界へ向けた自律搬送ロボットが稼働「HOSPI」

自律搬送ロボット「HOSPI」

2015年7月、パナソニックが開発した自律搬送を目的としたロボット「HOSPI」が日本国外として初めて、シンガポールのチャンギ総合病院(1000床超の140万人の医療を見据えた大規模病院)で稼働を始めました。大規模病院にとって、医療品やカルテ等の確実な搬送は必要不可欠。
そこで、この「HOSPI」が導入されました。

「HOSPI」の魅力・特徴は以下のようなものになります。

  • ・ IDカードによるセキュリティ機能の搭載により、搬送物の盗難や損傷を未然に防止できます。
  • ・ 無線LANにより、エレベーター信号を受信しながらの自動乗降が可能。広く分散する施設間を自動走行して医薬品等をより的確に、安全に届けることができます。
  • ・ 院内マップデータのプログラムにより、患者や機材を避けながら走行。追加プログラムによるカスタマイズ化で、高い汎用性、拡張性を備えます。

「HOSPI」の活躍の幅は、日々のオペレーションの効率化と同時に、どんどんインテリジェンスに拡張していくようです。言わば人工知能型ロボットに近いといえるでしょう。24時間フルタイムで働き続けることが可能なロボットの導入は、医療界全体が抱える人員不足の解消に、より確実なワークフローに、一役も二役もかうでしょう。

歩行支援の分野でも、いよいよロボットが活躍「自立支援型起立歩行アシストロボット」

自立支援型起立歩行アシストロボット2016年中の発売を視野に、パナソニックは歩行アシストロボットの製品化計画を発表しました。正式には「自立支援型起立歩行アシストロボット」といい、被介助者の日常動作のサポートを目的としています。ベッドから起き上がりトイレへ移動し着座するまでの一連の動作を、介護者に代わってロボットが行うものです。とはいえ、いくら機能的でもサイズが大き過ぎては意味がありません。
商品化されるロボットは、小型化・軽量化が図られ、場所を選ぶ等の導入設置に関する問題もクリア。
これまで介護者や看護士を悩ませてきた、移動介助の負担軽減が期待されています。

さらにパナソニックでは、「3D測定・訓練システム」や「高齢者施設向けみまもりシステム」の投入も具現化。病院内でのリバビリの効率化の他、患者や被介助者の呼吸等の状態をモニタリングできるこうしたシステムは、これからの医療ならびに介護支援環境を、より明るいものにすることでしょう。

手術支援ロボットも、ぞくぞく登場!「EMARO」「iArmS/アイアームス」

術後の回復が早く、傷口も小さくて済むことから年々注目度が増している内視鏡手術。医療ニーズが高まる一方、執刀医と内視鏡を保持するスコピスト(助手)との意思の疎通や疲労から、手がブレる等の課題を抱えていることも事実です。

「EMARO」「EMARO」
「iArmS」「iArmS」
そうした問題に向き合い、小型・軽量で操作性に優れた内視鏡ホルダーロボット「EMARO」を開発したのが、大学発ベンチャー企業のリバーフィールド社。その「EMARO」には、人間のように柔らかな操作が行える空気圧制御によって、内視鏡手術をより忠実にコントロールする世界初のシステムを搭載。これまで必要とされた助手のサポートなしで、執刀医が内視鏡を思うままに操作することができる、新しい仕組みを実現しています。

また、精密な自動車用部品等で知られるデンソーは、長時間の手術でも執刀医の手を疲れされない支援ロボット「iArmS/アイアームス」を開発。腕をしっかりと支えながら、生理的に生じる手の震えや疲れを軽減するとともに、執刀医の直感的な動きをロボットアームに内蔵されたセンサーが感知。様々な動作をサポートしてくれるロボットとしてその役目を果たしています。

まさにロボット元年、と言われる2015年。医療・介護従事者の負担を軽減するこうした医療用ロボットの活用・活躍によって、さらに高度な医療を提供できる時代は、映画の中の世界だけではなく、現実のものとなりつつあるようです。

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