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医師に聞いた当直仰天エピソード

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当直をしていると、日々いろいろな患者さんがいらっしゃると思います。
ここでは、そんな当直の先生方が「あるある」と頷いてしまうような、実際の仰天エピソードをご紹介します。

患者さんの首に…

ドクターからのコメント
救急車から降りてきた患者さん、なんと首に刃物が刺さったままだったのです。
奇跡的に、神経や血管に何の損傷もありませんでしたが、自力歩行で降りてきたので、さすがに驚きました。

本当に仰天してしまうようなエピソードですね。もし現場に居合わせてしまったら、卒倒してしまう方もいらっしゃるかもしれません。このエピソードのような話では、お祭りで歩行中に飲食していた子どもが転倒し、割り箸が咽頭部に刺さって重体になってしまうという痛ましい事故が以前起きてしまいました。「転んだ」といっても、状況によっては命を左右しかねない状況に陥ってしまうこともあります。

酩酊者に手を焼かされる

ドクターからのコメント
大学祭後の打ち上げで飲み過ぎ、急性アルコール中毒になった若者は手を焼きますね。
特にまいってしまうのは、泥酔している大学生です。
また、近くに大きなライブ会場があるせいか、若者向けライブの後も泥酔者が多くて困ります。

酩酊して病院に運ばれる方は本当に多数いらっしゃるそうです。命の危機という切迫した状況は少ないものの、「うるさい・暴れる・絡んでくる」ので困ってしまう先生方も多いのではないでしょうか。身体抑制しないままに穿刺したところで暴れてしまい、留置針からほとばしる鮮血の雨を浴びてしまった…という話もあるほどだそう。
泥酔した相手に手を焼いてしまうのは、警察官だけでなく医師の方も同じのようです。

付き添い者に詰め寄られる

ドクターからのコメント
酩酊した若い女性が来院した時の話ですが、診察のために触診すると、付き添いの彼氏に「何で触る必要があるんですか!」と詰め寄られ、ではどうすればいいのかと困ってしまったことがあります。

先ほどの酩酊よりもてこずってしまうケースですね。いくら付き添いとはいえ、昼間であれば診察室に入れることはないのかもしれませんが、夜間の救急外来ではいつの間にか入って来てしまっていた、ということもあるようです。多くの場合は、看護師の方が機転を利かし、うまくとりなしてくれるのだそうですが、こういった場面での対応はとても難しいと思います。

夜間診療でいつも通りに対応したら…

ドクターからのコメント
夜間は時間との闘いでもあるため、「いつも通り」に「それなりの態度」で対応したところ、診察をした方が法人の役員だったらしく、私の診療態度にクレームが入ったのか、後で院長からお小言を頂戴するはめに…。
受付の事務職員さんに、なんで教えてくれなかったの?と八つ当たりしてしまいました。

医師として診察をするということは、つまり他人の目がいつも近くにあるということになります。確かに院長の立場からすると、そういった方への対応は細心の注意を払って行いたいという気持ちも分かります。
しかし、担当医師の気持ちになれば、忙しい中でも多くの患者さんを診察しなければいけず、どの患者さんに対しても公平な対応をすることで、より多くの患者さんを診たいという気持ちから「いつも通り」に「それなりの態度」で診察をしたということなのでしょう。
立場によって考え方や対応が変わって来る、白黒つけ難い医療現場の実態がよく見て取れる事例と言えます。

いかがでしたか。病院というのは、あっと驚くような仰天エピソードが発生しやすい場所なのかもしれない、と思わされるようなエピソードが出そろいました。今後初めて当直することがあるという医師の方がいらっしゃれば、こんな場面に出くわしてしまうこともあるかもしれません。

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