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おもしろ医療関連トピックス

先端医療デバイス特集スマートデバイスを患者さんのセルフヘルスケアに活用する

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Apple Watch2014年9月にAppleから発表された「Apple Watch」に代表される、ウェアラブルデバイスが急速にその市場を拡大しています。バンド型のデバイスを手首につけると、簡単に脈拍やカロリー消費量などの情報をモニタリング・記録し、それらのデータをクラウド上で管理できるため、スポーツ愛好家を中心に大きな広がりを見せているのです。

少子高齢化社会化が進む中で、医療費低減のためにも予防医療が重要視されており、こうしたセルフヘルスケアの流れは、予防医療のニーズにも応える形で伸びているとも言えます。

このように、昨今の医療機器テクノロジーの進化やデジタルネットワークの普及によって、セルフヘルスケアは患者さんにとってより身近なものになってきています。今回は中でも、スマートフォンとの連携を可能にしたことで家庭での健康管理、医師の診察負担の低減、患者さんの疾患予防や重大疾病の早期発見に活躍が期待される、先進の医療デバイスを紹介いたします。

Mimo Baby Monitor Kimono

こちらの一見ただのベビー服のようにも見える製品。実は赤ちゃんの身体状態をいつでもスマホで把握できるというスグレモノ。側腹部に配置されたセンサーホルダーに、亀型のセンサー"ミモタートル"を着脱可能で、睡眠中の赤ちゃんの呼吸、皮膚温度、体勢、活動レベルなどをトラッキングしてくれます。

また"ミモタートル"は防水で、赤ちゃんが誤飲しないようなサイズ設計です。シャツ部分の生地にはオーガニックコットンを使用して、赤ちゃんの肌への影響も十分考慮されています。

取得したデータは一度Bluetooth経由でLilypadと呼ばれるベースステーションへ送られ、Wi-Fi経由でスマートフォンに届きます。Lilypadにはマイク機能もあり、周辺の音声を録音してクラウドに保存することも可能です。

【メーカーオフィシャルサイト】 http://mimobaby.com/

Mimo Baby Monitor Kimono

Mimo Baby Monitor Kimono

Zephyr BioPatch

Zephyr BioPatchZephyr BioPatchは、医師が患者さんの心拍数、呼吸、姿勢や、加速度計による活動レベルなどをリモートで確認できるように開発された製品です。本体の左右両側へ従来の使い捨てECG電極を取り付け、そこから取得したデータを患者さんのスマートフォン経由で送信することができます。

簡易防水機能(1メートルまで)に加え、幅28mm、重さ18gという小型軽量化、ワイヤレス化を実現したことで、患者さんの移動の自由を確保。離れた場所にいる医師からの継続的なモニタリングが可能になり、患者さんは何かあったときには医師が気付いてくれると安心して生活することができるようになります。

【メーカーオフィシャルサイト】 http://zephyranywhere.com/products/biopatch/

Alivecor Heart Monitor

AliveCor Heart Monitorは、スマートフォンを、ポケットに収まるシンプルな心電図モニターがわりにすることができるデバイスです。大掛かりなモニター装置がなくても、いつでもどこでも心電図を記録し、モニタリングすることができます。患者さんをはじめ、医師でない人にも使いやすいように設計されており、そのデータを離れたところにいる医師がリアルタイムで確認することも可能です。

iPhoneやAndroidモバイルデバイスやタブレットの背面に装着し、スマートフォン上で動作するAliveECGアプリと通信します。また心電図を印刷したり、スマートフォンからメールで送信するなどして医師などへ共有することもできます。

【メーカーオフィシャルサイト】 http://www.alivecor.com/

Alivecor Heart Monitor

Alivecor Heart Monitor

miRNA Cancer Detection Device

miRNA Cancer Detection Deviceこちらは癌科学者のジョルジュ・ソト氏が創業に携わったスタートアップ「Miroculus」が開発した「ガン発見器」とも言えるデバイスです。
このデバイスでは、miRNA(マイクロRNA)に観察できる特定のパターンから、迅速に癌を診断・識別することができます。その診断にはiPhoneを使用します。

診断のための手順は、まず同梱されたキットを用いて患者さんの血液サンプルを作成します。それを付属の96ウェルプレートに入れ、写真の装置に格納すると、およそ60分ほどで反応が現れます。96ウェルにはそれぞれmiRNAを検出するための試薬が入っており、癌特有のmiRNAを検出すると緑色に光る仕組みです。

そこでiPhoneの動画撮影機能を利用し、ウェルごとの反応スピードを分析したデータを用いて、さらに精密な診断を行うことができます。現時点では、すい臓がん、肺がん、乳がんなどをmiRNAの検出パターンから正確に識別できるとのことです。

【メーカーオフィシャルサイト】 http://miroculus.com/

Biomeme Device

Biomeme Deviceこちらはフィラデルフィアにあるスタートアップ「Biomeme」が開発した、高価な設備や専門のスキルを必要とせず、iPhoneを使ってDNA分析ができるシステムです。iPhoneアプリによって、ワイヤレスでBiomemeをコントロールしたり、リアルタイムで結果を分析し、データをクラウドに送ることができます。

このシステムは研究のための大がかりな設備が必要なく手頃なので、ヘルスケアだけでなく、農業、病原体の観察、獣医学、環境観察、教育など、様々な分野での利用が期待されています。

【メーカーオフィシャルサイト】 http://www.biomeme.com/

いかがだったでしょうか?今や一昔前のパソコンを悠に超えるスペックを持つスマートフォンや、高速・大容量化が進むクラウドコンピューティング技術を組み合わせれば、小規模なシステムであっても、これほど多様なことが実現できるのです。

日本をはじめ、多くの先進国で懸念されている、社会保障費増大の問題を解決する糸口となれるか。今後のセルフヘルスケアデバイスの発展が期待されます。

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