太田祥一ブログ医の王道に向かって

〔第12回〕 災害医療訓練

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新宿区の災害医療訓練、東京都と杉並区の総合防災訓練に参加しました。都の防災計画変更に伴い、区の計画も変更されたので、いろいろなところで訓練が行われています。このような訓練は自治体だけでなく企業や町内会単位でも行われているようです。
医師会の先生方もJMATという災害医療支援チームが組織され講習も始まりましたが、トリアージ研修会にも熱心に取り組んでいらっしゃいます。歯科医師の先生方も積極的でこのような輪が広がって行けば良いと思います。これからは看護協会のトリアージ研修会の予定があります。
このように街の人々も医療従事者も災害対策に熱心に取り組んでいらっしゃいます。

地震などの災害発生超急性期には多くの傷病者が発生する可能性があります。けがをした人々は区があらかじめ決めている緊急医療救護所に行くことになっています。この緊急医療救護所は都があらかじめ決めている災害拠点病院の近くに設置されます。そこには地区医師会の先生を中心とした医療救護班が駆けつけ、トリアージ、応急処置等が行われます。このトリアージで緊急性が高いと判断された方は災害拠点病院に搬送されます。

トリアージは災害時のとても少ない医療資源に対して、多くの傷病者(けが人、病人)に対応する際に、より多くの人が助かるように、最大多数の最大幸福を得るために行なわれます。

新宿区の訓練は緊急医療救護所が実際に設置される小学校で行われました。地域の方々が参加して医療救護所がどこにできるのか、そこで行われるトリアージとはどういうものなのかを熱心に勉強されていました。
皆さん、是非、最寄りの緊急医療救護所を調べてみてください。そして訓練があれば参加されてみてはいかがでしょうか?大災害時には自助、共助、公助が必要ですが、自分自身や家族を守る応急手当を学んでおけば、救護所でボランティアとしても活躍できると思います。このような地域の力が結集されれば多くの命が助かるでしょう。この地域の力は災害時だけでなくこれからの時代、社会にはとても大事だと思います。私ももう一度地域を見直し、地域に自分が何ができるのか、を考えてみたいと思います。