太田祥一ブログ医の王道に向かって

〔第3回〕 旅立ちと出会い(2)

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20年来医学教育に携わってきましたが、昔の教え子(といっても人生では先輩もいらっしゃいますが)は既にもうずいぶん立派になっていて、仕事でご一緒しても感心させられることも少なくありません。こういうときに人と人とのつながりの大事さを痛感します。
思い起こせば医者になって今までの大半の時間を仲間を作るために過ごしてきたように思います。つまり救急へのお誘いです。また、その仲間と過ごしてきました。当直すれば一晩中の付き合いですから、忙しければ忙しいほどとても深く付き合うことになります。


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さて、この内容はまたの機会においておくとして、話を戻しますが、こういうとことからも東日本大震災から3年が経ったことを実感しますが、以来、私自身もいろいろなことが変わったと思います。あの日は朝から東京DMATの講習でした。揺れがおさまってすぐに病院に戻りましたが、その間の東京やその夜の病院の様子、DMATを送りだすなど対応したこと等々、今でもよく覚えています。以来、災害医療コーディネーターに任用されたり、災害医療が研究テーマになりました。

いずれも多くの人々との関わりのなかで仕事や研究が進んでいきます。より多くの人々と出会い、一つひとつの出会いを大事にして、より多くの人々と多くのことをコラボレートしていくことでさらにいろいろな人々との出会いが広がります。
救急医療、医学は多様性がありますからより多くの分野の人々との出会いがあります。

やはり救急は社会との関わりで成り立っていることを痛感します。ですから時代によって変遷していきます。ここが、他の臓器別の専門分野と大きく違うところでしょう。そういう意味からも救急医学は興味深いですし、いろいろなことに応用できると思います。これから迎える未曾有の高齢少子社会に立ち向かっていくにあたって、そういう意味からも多くの人々に、今まで以上に救急を知ってほしいと思います。