1. 【第29回】石松伸一(聖路加国際病院副院長・救命救急センター長)

「明日」を見つけた先輩医師からのメッセージ 私たちの流儀

【第29回】石松伸一
(聖路加国際病院副院長・救命救急センター長)

>>一覧はこちら

所属・役職は取材当時(2020年2月)のものです。

救急医の一方で、25年にわたり、山谷で診療し、サリン被害者とも向き合う

聖路加国際病院(写真中央)

聖路加国際病院の救急部は、ER型救急を実践する救命救急センター。「断らない救急医療」を追求し、近年は救急車の受け入れ台数が年間1万を超える。そのセンター長を務める副院長の石松伸一(いしまつ・しんいち)医師には、30代半ばから四半世紀にわたって続けている院外での活動がある。ひとつは、都内の通称「山谷地域」のクリニックで行う日雇い労働者や路上生活者のための無料診療。もうひとつは、1995年に起きた「地下鉄サリン事件」の被害者を対象にした無料健康診断。どちらも、ボランティア医師の一人として参加している。なぜ、ずっと、山谷に足を運び、また、事件の被害者と向き合っているのか。そのわけを教えてもらった。

プロフィール

石松伸一(聖路加国際病院副院長・救命救急センター長)

1959年生まれ。川崎医科大学医学部卒業。同大学救急医学講師、同附属病院救急部副医長を経て、93年から聖路加国際病院救急部に勤務。2001年、同救急部部長・救命救急センター長となり、13年から副院長。現在、集中治療部部長、相談・支援センター長も務める。日本救急医学会専門医・指導医、日本集中治療医学会集中治療専門医。医学博士。

石松伸一氏の主な論文等
  • 【病態・疾患別にみるエキスパートの輸液管理】輸液製剤と輸液量の決め方(解説/特集)
    石松伸一 重症集中ケア8巻4号Page18-20(2009.10)
  • 救急医療における終末期医療に関する提言(ガイドライン)(解説) 有賀徹,石松伸一,木下順弘,黒川顕,島崎修次,田中秀治,布施明,箕輪良行,横田裕行,日本救急医学会救急医療における終末期医療のあり方に関する特別委員会 ICUとCCU(0389-1194)33巻11号Page795‐798(2009.11)
  • コリンエステラーゼ阻害物質による遅発性の中枢神経毒性 サリンの臨床から学ぶ動物モデルの機構解析 地下鉄サリン事件被害者の後遺症状について(会議録) 石松伸一 The Journal of Toxicological Sciences (0388-1350)36巻Suppl.PageS60(2011.06)
記事執筆の参考にした石松伸一氏の著書
  • 『生と死の現場から 聖路加国際病院 救命救急医のメッセージ』 石松伸一著 (海竜社)

きっかけは阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件

こちらの記事を閲覧するには会員ログインが必要です
会員登録する(無料)
ログインして閲覧する