1. 医院開業(新規・継承)
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開業への道

【第5回】開業に必要なこと

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おさえておくべきポイント

開業するにあたっておさえておきたいポイントは、「どのような医院にしていくのかを明確にすること」「しっかりとしたモチベーションを持つこと」「具体的な計画」「周りの協力」です。医院は普通の会社の開業よりもとても難しく、資金調達などでも悩まされることが多いと思います。しかし上記のことをしっかり押さえておけば、不安を緩和させることもできます。

開業にはお金がかかる

「いつかは開業!」ということを目標にして、日々がんばっている医師の方も多いと思います。技術を磨くことも大切ですが、開業にあたってはまとまった資金が必要になりますので、将来自分の医院やクリニックを開業したいという方は、いまのうちからコツコツとお金を貯めておくといいでしょう。一般に会社を起こすといった場合は0円起業という言葉が一時期流行ったように、少ない資金で起業ができます。実際には0円ということはなく、最低でも印紙代や登録料などで20~30万円程度はかかるのですが、医院開業の場合はそれとはケタ違いのお金が必要になります。

医院を開くためには、それなりの設備も導入しなければなりません。パソコンだけあればとりあえず仕事ができる、一般の会社とはワケが違います。医療機器は非常に高価ですし、診療に必要なものをそろえなくてはなりません。そのほか、診療に使う消耗品などにもお金がかかりますし、なによりきちんとした場所が必要になります。そのため、かかるお金は普通の会社よりも段違いに多くなります。

加えて、保険診療を行っている医療機関の場合、一部は窓口収入として現金収入が入るものの、多くの部分は診療報酬として、実際に診療を行ってから約2か月後に銀行口座に振り込まれます。初期の設備投資以外にも軌道に乗る前は厳しい時期も続きますので、最低でも1年は無報酬でも続けられる程度の蓄えが欲しいところです。医院の形態や診療科によっても必要な金額は変わりますが、貯金だけは早いうちからしておきましょう。

開業したら経営者の仲間入り

晴れて自分の医院をスタートすることができたとしましょう。そうなると、あなたは立派な経営者の仲間入りです。これからは医療のことだけでなく、医院の経営についてもよく考えていかなければなりません。自分のペースで働ける、報酬が全部自分のものになるなど開業によるメリットはたくさんありますが、まず自分がその医院を続けていくだけの資金繰りをしていかなければなりません。これまで、稼いだお金を高級車や旅行などで派手に使っていた方は、少なくとも経営が軌道に乗るまでは節制する必要があるでしょう。

開業後もたくさんの出費がある

診療によって稼いだお金は、いったんは自分の手元に全部入ってくることになります。ある程度患者さんが来ていれば、勤務医だった頃よりも格段に大きな額になるでしょう。しかし、そこから開業するために受けた融資の返済、各種税金、雇用者への給与の支払い、消耗品の補給などで、次から次へとお金が出ていきます。みるみるうちにお金が減っていくので、驚くことも多いと思います。開業の際にはお金の使い方や、どのようなものにお金がかかるのかなど、しっかり勉強しておく必要があります。お金についても勉強し、無駄な出費はおさえられるようになりましょう。

医療技術以外が大切になってくる

意気揚々と自分の医院を開業し、「さあ、新しい人生のスタート!」と考えていても、しっかり医院のマネジメントについて考えていますか?おそらく自分一人でもやっていける技術と経験を身につけたからこそ開業したのだと思いますが、技術だけで成功するほど甘くはありません。開業後は利益を出さなくてはなりませんから、たくさんの患者さんに来てもらう必要があります。たくさんの患者さんに来てもらうには、技術以外にも考えなければならないことが山ほどあります。

たくさんの患者さんに来てもらうには

まず、開業する場合はたくさんの患者さんに来てもらわなければなりません。なんのアピールもせずひっそりと開業しても、来てくれる患者さんはごくわずかでしょう。開業前のアピールがとても大切です。そして多くの患者さんに来てもらうためには、医院の場所もよく考える必要があるでしょう。大通り沿いのわかりやすいところなのか、住宅街のなかにあるのか、診療科や対象とする患者さんなど、いろいろな要素を検討して場所を選ぶ必要があります。このように開業するということは、医療技術以外のことがとても大切になってきます。単純に開業すれば患者さんが来てくれるというわけではないので、どうすればたくさんの患者さんに来てもらえるのか勉強しましょう。

医院の運営に必要な人選力

開業医としてやっていくにも、自分一人だけでやることはまずないでしょう。最低でも受付に一人はいなければなりません。それ以外にも、看護師もある程度の人数が必要ですし、他の医師を雇うこともあるかもしれません。そうなると、採用にあたっての人選にも頭を悩ますことになるでしょう。採用してから思ったような働きができない人や、技術的には問題がなくても人間的な問題がある人もいます。上手な連携ができないと医療ミスや患者さんからのクレームにもつながりますし、医院の雰囲気にも影響します。人選びは非常に重要といえるでしょう。

日頃からの接し方が重要

どうすれば人を見る目が育つかというと、多くの人とのコミュニケーションを取っていくなかで身につけるしかありません。いろいろな視点から人のことをよく見て、コミュニケーションをとりながら磨いていくしかありません。日頃のコミュニケーションのおかげで、思わぬつながりを持てることもあります。そうした出会いを大切にしながら、一人ひとりを大事にするよう、心がけて接しましょう。そうした態度は患者さんと接するときにもきっと生かされるでしょう。

大事なのは周りの理解・協力

周りの協力はとても大切です。たとえば家族がいる場合は、「家族を扶養していかなければならない」「子どもの養育費が心配」などで、配偶者からの理解を得られない場合も多いようです。その際は、上記に書いたポイントをしっかり伝えてください。新しいことを始めるにあたって、協力者がいるということは、モチベーション向上にもつながります。新規開業は既存のクリニックを継続することとは異なり、本当に一からのスタートです。物件などを借りるときに保証人が必要となってきますが、その際、親や兄弟などの協力は必要不可欠です。一人で開業することは到底できません。周りの理解・協力を大切にしていきましょう。

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