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鹿児島県の医院開業動向情報

九州地方の他県に比べ、診療所の増加率が高い。

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桜島や屋久島などの豊かな自然を有する鹿児島県には、日本全国から観光客が訪れます。九州新幹線も開通し、利便性も大きく向上しています。
鹿児島県は一般診療所、医師数ともに全国平均を上回っており、医療資源に恵まれた県だといえます。しかも九州地方の中では活発な開業の動きが行われている県でもあり、開業率は九州では第3位です。
南国の暮らしやすい環境の中、のんびりとした働き方を求めて鹿児島で開業しようと考える医師も多いようです。九州本土の最南端に位置している鹿児島県。
鹿児島県の一般診療所数は約1,410施設です。これは熊本県や長崎県とほぼ同数になっています。ただし診療所の開業ペースでは、減少傾向のこの2県を上回っています。

厚生労働省の「医療施設動態調査」によれば、鹿児島県は平成16年から平成26年にかけて、9施設の医科診療所が増えました。これは増減率にすると0.6%となり、熊本県(-1.0%)、長崎県(-2.9%)を上回り、九州地方全体で見ると3番目の数値です。開業の動きが活発に行われている地域だといえるでしょう。
人口10万人当たりの一般診療所数は84.3施設と、九州では3番目の数値です。しかし、上位の長崎県と福岡県には大きく水をあけられています。鹿児島県も診療所の開業支援に力を入れており、今後も、まだまだ診療所数が増えていく伸びしろはあるといえます。

鹿児島県は他県よりも島が多いという特殊な事情を抱えており、ニーズが高い離島・へき地医療は特別な支援を受けることができます。例えば鹿児島県生協病院では「Dr.リトープログラム」と称し、離島診療所で開業するためのプログラムの研修を実施しています。
将来、離島開業医として独立したい方だけではなく、プライマリーケアや家庭医としての知識やスキルも養成できるので、少しでも地域医療に興味のある方は、ぜひ参加してみることをおすすめします。

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