院長( 60歳)がハッピーリタイアを検討、奥さまに相談後、専門会社に相談。
⇒ 継承希望医の紹介を受ける。条件設定のうえ、基本合意書を作成。
⇒ 基本合意の段階で奥さまの強力な反対を受け、継承には至らず。
【原因】 院長は事前に奥さまに相談していたが、「本気で考えている」と認識されていなかった。
・交渉途中で基本条件を変更し、継承が成立しなかった例院長( 65歳)がハッピーリタイアを検討、専門会社に相談。
⇒ 診療所(院長個人所有)の譲渡条件を「賃貸」とし、希望賃料を決定。↓継承希望医と基本合意内容を調整。
⇒ 基本合意直前に建物の維持管理および相続の問題から診療所「売買」希望に変更。
⇒ 再度条件のすりあわせをおこなうも、交渉がまとまらず、継承不成立。
【原因】 継承後のイメージを想定しないまま条件設定をおこない、急な基本条件変更を余儀なくされた。
診療所は地域医療の重要な担い手であり公共性が高く、継承者がいないという理由で閉院してしまうのは、社会的にも大きな損失です。第三者医業継承もぜひ選択肢の一つに加えていただければと思います。
診療所を継承し、安心してリタイアできれば、心おきなくセカンドライフを楽しめます。長年、地域医療に貢献してこられた先生をはじめ、ご家族や地域の患者さんのためにも、円満な継承をぜひ実現していただきたいと思います。