外観
内装
開業タイプ | 継承開業 |
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所在地 | 福岡県糸島市 |
科目 | 循環器内科、総合内科 |
病床数 | なし |
丁寧に患者さんの話を聴き、不安を取り除く。
不整脈には「一生付き合わなければならないが、病状が安定していれば、かかりつけ医で対応できる」という特徴もあります。しかし大学病院時代の患者さんは、病状が落ち着いてかかりつけ医に移行する段階になっても、かかりつけ医に戻りたがらないことがありました。よくよく話を聞くと、患者さんとかかりつけ医の間で意思疎通がよくできていなかったのです。きちんと患者さんの話を聴き不安を取り除く診察を心がけていた私は、もしかすると自分の診察の仕方は、かかりつけ医に向いているのではないかと考えるようになりました。そして循環器内科や不整脈の専門分野を持った、地域のかかりつけ医として17年4月に当院を開院しました。
循環器の専門性を強みとして打ちだし、新患の数も順調に伸びている。
看護師も引き続き一緒に働いてもらえることになりました。長い間ここで働いてきた看護師が、患者さんの人となりや生活背景を熟知していて、診療の際に「この患者さんにはこういう伝え方が良い」というアドバイスなどももらい、スムーズに継承することができました。
事務職員は新しく採用することになりましたので、その点は不安がありました。しかし、こちらも、総合メディカルに面接に同席して頂き、私が気づかないようなところを細かくアドバイスしてもらい、良い方を採用することができました。その他、メインバンクの選定などについても相談し、不安な部分をサポートしてもらったおかげでとても心強かったです。
大学病院での勤務医時代が長く、経営は初めてなので難しいと感じることもあります。診療報酬を理解しレセプトをどう作っていくかを、現在も勉強中です。患者さんを引き継いだこともあり、現在の外来数は1日30人から40人ほどです。最近は循環器の専門医と認識してもらい、循環器の新患が増えていて、1日3人程新患の来院があります。これは地域の連携を深める会に参加し、周囲の内科や消化器内科の先生との関係をつくってきた結果と考えます。