みやびクリニック(沖縄県)の医院開業事例


外観


内装

開業タイプ 新規開業
所在地 沖縄県那覇市
科目 耳鼻咽喉科
病床数 無床
みやびクリニック
〒900-0025 沖縄県那覇市壺川1-12-4
TEL:098-835-9660
http://www.miyabi-clinic.jp/

インタビュー

開業のきっかけを教えてください。

院長 仲西 雅人氏 父は内科医ですが、直接「医師になれ」と言われたことはありませんでした。幼いころ、具合が悪い時に診てもらったことはありますが、父が患者さんを診察しているところを見たわけでもありません。それでも父の背中を見て、医師になろうと考えたのだと思います。

人と接することが好きで、父と同じく内科医になろうと思っていました。機械いじりも好きだったので、胃カメラを扱う消化器を専門にするつもりでした。しかし、大学5年生のとき、耳鼻咽喉科の先生にお会いし「これからは、耳鼻科の内視鏡が発展する」とうかがいました。当時はまだ耳鼻科の内視鏡は一般的ではなかったのですが、面白そうだと思い、耳鼻科を選択しました。

15年ほど病院に勤務しており、5年ほど前から、睡眠時無呼吸を専門で担当してきましたが、病院ではうまくいかないこともあります。看護師や臨床検査技師は病院内で数年おきにローテートしているので、経験を積んで慣れてきたころに異動となります。また、睡眠時無呼吸症候群の診断には欠かせない検査である、一泊入院で行うPSG(終夜睡眠ポリソムグラフィー)検査も臨床検査技師や看護師の人手がなく、患者さんには1か月以上も検査を待ってもらうこともありました。
このような状態なら、睡眠時無呼吸の治療を専門にやりたいスタッフを集めて開業した方が、自分もやりたいことに専念できるのではないかと考え、開業を決意しました。
開業を決めてからオープンまで、どのような準備をしましたか。
開業に関する本は、20~30冊読みました。また、開業を支援する企業について、製薬系や医療機器メーカーなど、多くの企業を研究しましたが、その中で総合メディカルを選択しました。沖縄に支店があり、医療経営のコンサルタントに特化していることが決め手でした。
他の企業は、本業に加えての経営コンサルタントです。例えば製薬系に依頼した場合、他社の薬品が使いにくくなるのではないかという危惧もありました。総合メディカルは土地選定や求人、建築など幅広い情報を届けてくださり、とても参考になりました。

開業したこの地は、大通りから一区画奥に入り、向かいに公園がある静かな場所です。外来を重視するのであれば、大通りに面した方が有利でしょうが、私は夜間に行う睡眠時無呼吸症候群のPSG検査を重視したクリニックにしたいと思っていました。この土地に決めるまで、5、6件の場所を見ましたし、夜間の環境も確認してきました。この場所は夜間もとても静かですので、最適の地に開業できたと感じています。

  • 睡眠障害の検査室

  • キッズルームも完備

  • 癒しを与える熱帯魚。
    円柱形の水槽は仲西院長のこだわり。
開業から1年が過ぎましたが、現在の状況はいかがですか。

患者の悩みに耳を傾け、丁寧に対応する。 2012年の9月に開業し、当初、外来患者数は1日30人を想定していました。今年2、3月は平均60人、現在は平均55人と、予想より早く軌道に乗ったと思います。開業時は新聞広告を出し、近隣の医師へのあいさつ回りやリーフレット作成・配布などでPRしました。

外来患者には受診経路のアンケートを継続し、統計を取っています。3月時と現在(9月時)を比較すると、ロコミでの受診が増えていることが分かります。「ホームページを見て」という人は横ばいですが、「知人の紹介」が格段に増えています。

当院はインターネット予約を受け付けています。「何時に受診したい」という予約はもちろんですが、「本日受診希望。30分前に連絡をしてほしい」という依頼にも対応し、受付からメールで知らせるようにしています。当院の駐車場は6台しかなく、待合室もそれほど広くはありません。必要以上に待たなくてもよいというのが、子供をもつ親の意向にかなっているのではないかと分析しています。
睡眠時無呼吸の検査については、4部屋を準備し、週2回行っています。ありがたいことに常に予約が埋まっている状態です。以前勤務していた病院からの紹介に加え、医師会の先生からの紹介も増えています。

当院の特色として、小児の睡眠時無呼吸の検査も行っていることが挙げられます。小児の場合、□蓋扁桃や咽頭扁桃の肥大が原因の場合が多く、患者数も増えています。検査の際は、親も検査室で一緒に泊まっていただけるように準備しています。検査結果によっては、市民病院などに紹介し手術を受けてもらうこともあります。術後の定期的な診療は当院が担当するなど、連携の仕組みを整えていることも患者家族の安心につながっているのだと思います。

小児の睡眠障害は、生活習慣に影響される部分が多くあります。夜遅くまで起きている子が増えていますが、このような子に睡眠障害が現れやすい。小児の睡眠障害を予防するために、親を対象にした講習会も行っています。
課題や今後の目標を教えてください。
課題はスタッフの技術力のアップです。睡眠時無呼吸の検査について未経験だった者が多いのですが、経験を積むことで検査の精度は上がってきます。診断、治療の精度を上げるために、スタッフの技術力をさらに上げていかなければと感じています。

また、開業して、勤務医時代にはなかった雑務の多さに驚いています。タイムカードのまとめや給与の管理まで私の仕事です。大変だとは思いますが、全体を把握することは面白いですし、性格に合っていると思います。
現在、週一回の午前中、父が糖尿病内科の外来を担当してくれています。糖尿病患者は睡眠障害の合併症をもっていることが多いため、耳鼻咽喉科の視点、内科の視点から患者さんを診ることができ、効果的だと思います。できれば、外来を担当する回数を増やしてもらえればと思っています。

今後は、精神科医のいとこと二人体制にし、診察の幅を広げていく予定です。うつ病の方は睡眠障害を伴う場合も多いためです。現在、建物の3階部分は院長室や応接室、講習会などを行うホールにしていますが、二人体制になった場合、精神科用に改装する予定です。
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