1. 大久保内科外科(内視鏡)クリニック

大久保内科外科(内視鏡)クリニック(大分県)の医院開業事例


外観


内装

開業タイプ 新規開業
所在地 大分県大分市
科目 内科、胃腸科、外科、放射線科
病床数 無床
大久保内科外科(内視鏡)クリニック
〒870-1151 大分県大分市大字市1282
TEL:092-883-0530
https://o2-clinic.jp/index.html

インタビュー

開業のきっかけを教えてください。

写真左 大久保 雅彦氏(外科)
写真右 大久保 卓次氏(内科)
大分市から車で30分ほどの竹田市で、兄弟3人で病院を経営していました。しかし、過疎地域ですので患者さんの数にも限りがあります。医療機関を分散する方が兄弟それぞれにとってやりがいがあるだろうと思いました。また、子どもたちへの引き継ぎの問題もありましたので、大分市で開業することに決めました。

私は内科で、弟は外科ですので、広い範囲の疾患に対応できるという期待はありました。とりわけ、2人とも消化器学会、消化器内視鏡学会の専門医ですので、内視鏡を中心とした消化器病を診療の柱にすることが可能です。開業にあたり、長くチームを組んできた内視鏡技師も一緒についてきてくれることになったので、強い信頼関係で治療にのぞめると自信を持ちました。消化器病を軸に、その他の疾患にも幅広く対応できるクリニックを目指し、具体的な準備に入ったのが2007年の夏ごろ。08年12月に開業しました。
開業にあたって苦労したことはありますか?

診療室の廊下には穏やかな光が差し込む 病院経営者として20年以上やっていましたので、開業医としての仕事に関して不安はありませんでしたが、年齢が58歳でしたので、新たな借金をすることには大いに悩みました。しかし2人で開業することの力強さもありましたし、次世代への投資であると、前向きに考えました。

総合メディカルの担当者の方には、場所選びから金融機関の決定まで、いろいろお世話になりました。大分市内にある総合メディカルの事務所に、週に1~2回の割で集まり、100回近くの打ち合わせをしました。起工式の後は医療機器の選定や職員集めなど大変な面もありましたが、今振り返ると、比較的スムーズだったのではないかと思います。
大久保内科、外科クリニックの特色はどのようなところでしょうか。
開業にあたり、患者さんにやさしく丁寧な医療、質の高い医療を理念に、職員がプライドをもって働けるクリニックを目指しました。

当クリニックは、前勤務地から30分程度の大分市稙田地区にありますので、開院直後から20年来の患者さんが来てくださいました。とはいえ、この地区は激戦区ですので、クリニック近くの患者さんに来ていただかなければ成り立ちません。新規の患者さんが定着するまではやはり、苦労はありました。

入院施設がありませんので、外来だけでできることを精いっぱいやっています。内視鏡検査のほか、乳がん検診、ピロリ菌専門外来、睡眠時無呼吸外来、禁煙外来、肝炎外来などを標榜し、内科、外科と広い範囲に対応できることをアピールし、断らない医療を心がけてきました。各専門外来については、それぞれ学会に所属し、可能なものは認定医を取得するようにしています。

風邪や高血圧など、身近な疾患で受診される方がほとんどですが、診療の過程でその他の疾患が疑われる方も出てきます。その際に、各認定医の視点から必要な医療を提案し、専門性の高い医療につなげていくのが、当クリニックの特色といえると思います。

開院後3年半の現在、カルテ数は約6,700を超えました。新患は月平均150人になりますし、高校生など、若い患者さんも増えています。この患者さんたちに必ずリピーターになってもらえるよう、考えていかなければいけません。

身近なクリニックで、このようにさまざまな医療を受けられるのは、患者さんにとって大きなメリットだと思います。当院の取り組みを広く知っていただける機会もつくっていきたいと考えています。

  • メタボ対策に、フィットネスルームも完備。

  • ピラティスレッスンも人気。

  • 最新医療機器も完備。
入院施設がない中、外科はどのような特色を出していらっしゃいますか。
外科は私の担当で、外傷の治療と内視鏡を使った検査・手術、乳がん検診を中心に行っています。胃および大腸内視鏡的ポリープ切除術や粘膜切除術を数多く行っていますが、入院が必要な場合には、関連施設に紹介し、万全の態勢で診療にあたっています。また夜間は携帯電話で連絡を取り、手術後の急な変化にも対応するようにしています。今後は痔疾患や腹腔鏡を使った胆石症の日帰り手術にも対応できるような準備を進めています。

また、内視鏡治療をする上で、内視鏡技師の資格を持った看護師2名とチームを組めることも大きな強みだと考えています。秋には乳腺エコーの研修を受けた女性の臨床検査技師が入る予定です。女性ですので「乳がんではないか」という患者さんの不安に、繊細な気配りができるのではと大いに期待しています。
外傷の湿潤療法や高濃度ビタミンC点滴療法など、新しい療法を積極的に取り入れていらっしゃいますね。
湿潤療法は、やけどや創傷などに対応する療法ですが、大分県では導入している医療機関はまだ少数です。湿潤療法の提唱者である夏井睦先生のもとで研修し、当院でも患者さんは増えています。特に母親のネットワークで「痛みが無く、きれいに治る」と評判になり、子どもの擦り傷ややけどなど、今では県内全域から受診あるいは問い合わせがあります。

また、ビタミンCは、がんの患者さんに高濃度のものを投与することで、抗がん剤として働き、高い効果を発揮します。保健適用外ですが、副作用がほとんどなく、むしろQOLが改善し化学療法の補助療法としても有用です。治療を希望する方も少しずつ増えています。

今後は、がん免疫療法のひとつで、今注目されているANK免疫細胞療法にも取り組んでいく予定です。高濃度ビタミンC療法やANK免疫細胞療法は、副作用の少ない外来治療が可能な、がんの代替療法です。がんの患者さんが治療の選択肢を広げられるような取り組みを続けていきたいと思います。
今後の目標を教えて下さい。

「やさしい気持ち」を伝えるモニュメント 診療科についてはアンチエイジング外来やサプリメント外来を充実させたいと思っています。医療は医薬品を使うのが当然ですが、なるべく副作用の少ないものから使うべきだと考えています。サプリメントや漢方薬など患者さんの症状の改善に役立つものは上手に使用していきたいと思います。昨年、日本抗加齢医学会の認定医を取得しました。アンチエイジング外来では、より客観的な評価を行い、生活指導やサプリメントの指導が行えると思います。

一般的な病気を確実に診ることができ、さらに多分野にわたって特色のある医療を提供できるクリニックを目指していきたいと思います。
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