休日・祝日の日中に当直する「日直」と、夜間に当直する「宿直」を含めたものを「日当直」と呼びます。拘束時間が半日から24時間程度と、比較的長いのが特徴です。日当直はあくまで当直であり、夜勤とは異なります。日当直は軽微な業務を行うもので、主な業務としては入院患者および外来患者の診療・定時的巡回・文書事務・非常事態の対応などがあげられます。法律上、本来の業務に従事する場合は時間外労働となり、事業主は日当直医に対して、割増賃金を支払う必要がありますが、ほとんどの場合は給与にあらかじめ含まれていることが多いようです。また、一部の病院では手術が発生したときにインセンティブ給与が発生することもあります。常勤・非常勤と兼業することで収入アップが望めるだけでなく、将来的な転科や開業にそなえたキャリアパスにも役立ちます。出勤日も月1~3日と比較的少ないため、復職を目指す医師にも向いています。大病院はもとより、診療所における需要も年々増大しているため、求人募集も盛んです。