現役の医師が語る 非常勤活用術

職場で信頼を得るための「4つのコツ」

ライター医師プロフィール
年齢 : 40代前半 性別 : 女性 科目 : 内科 非常勤の医師として働く場合、多くて週1回、少ないと月1回といったケースが多いと思います。このように勤務時間が少ないながらも、スムーズに業務を行うためには、常勤医師や医療スタッフの信頼を得ることが重要です。とはいえ、常勤医師の方と接する機会も少なく、非常勤医師はどうしてもお客さんとして見られがちです。信頼関係を構築することが難しい場合もあると思います。そこで、私が非常勤医師として職場で信頼を得るために行っていた「4つのコツ」をご紹介します。

職場で信頼を得るために行っていた「4つのコツ」

1:時間を厳守する
まず非常勤医として一番トラブルの原因になるのが、遅刻です。常勤と非常勤を掛け持ちされている医師の場合は、常勤の仕事の都合上やむを得ずということもありますが、勤務先の他の医師や医療スタッフにとっては5分や10分の遅れが大きな負担になります。遅刻しないように余裕をもって出勤することや、遅れそうな場合は早めに連絡することを行っていました

2:にこやかな挨拶を積極的に行う
ある有名大病院の院長先生が「できる医者は挨拶がすごい。たまにしかあわない非常勤の先生でも、自分はそれを見ている」といっておられました。「おはようごさいます」、「お疲れ様でした」とちょっと挨拶するだけで、コミュニケーションがスムーズにいくということを院長先生自ら自覚されていたのでしょう。また非常勤だと勤務先の多くの方と接する機会がなかなかないので、積極的に挨拶することは、名前と顔を覚えてもらう上でも重要だと思います。

3:聞き上手になる
診療を行っていく上で患者さんのこれまでの経緯、病院の方針、紹介先・紹介元への対応など、他の医師や医療スタッフからの情報も重要になってきます。例えば同じ疾患でも病院の規模によっても対応が異なるので、自分が常勤をしている病院とはまったく異なる対応がスタンダードであることも多々あります。特に判断に迷うような難しいケースの場合は、他の医師や医療スタッフから多くの情報を集めるようしていました。

4:各部署(各診療科、各検査部門、コメディカル)のキーパーソンを把握する
例えば、入院が必要な外来患者さんの対応を非常勤中にした場合、非常勤の枠内で、診察・検査・診断し、入院の必要性を判断し、常勤の先生に入院後の患者を引き継いでいかねばなりません。スムーズに物事を運ぶために各部署のキーパーソンを把握するようにしていました

まとめ

今回、御紹介した4つのコツですが、これは常勤・非常勤に関わらず、医療現場で信頼を得るためには大切なことだと思います。非常勤だからというわけでなく、勤務先の病院の規則を守り、コミュニケーションをとることが重要だと経験を通し私は実感しました。当たり前のことをきちんと行うことで、御自身にとって働きやすい環境を作って頂ければと思います。