1. 研修医の実技試験に世界が驚愕!「米粒サイズの寿司作り」 ―倉敷中央病院

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2016.08.18

研修医の実技試験に世界が驚愕!
「米粒サイズの寿司作り」 ―倉敷中央病院

医師には、医学の知識だけではなく、しばしば手先の器用さも求められます。文字通り、人の命が「その手にかかっている」と言っても過言ではない医師、とりわけ外科医には、医学の知識だけではなく、しばしば手先の器用さも求められます。

そこで、岡山県の倉敷中央病院が研修医の選考に導入したのが、手先の器用さと集中力に焦点を当てたユニークな実技試験です。3つの課題の制限時間はそれぞれ15分。その斬新な試験内容は海外でも話題となっています。早速、実際に行われた課題をご紹介しましょう。

思ったより紙が厚くて苦戦する「5mmの折り鶴」


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15分間で5mmの折り鶴を何羽折れるか、これが1つ目の課題です。試験官が課題の内容を明らかにした瞬間、受験者たちは意表を突かれてさぞ焦ったことでしょう。

受験者の前には手のひらサイズの折り鶴の見本と指先サイズの10枚の色紙、そしてピンセット。
試験に臨んだ学生は、「思った以上に紙が厚くて折りにくかった」と感想を述べています。はじめは順調に思えても、折り鶴作りでは、折りすすめるにしたがってより細かな作業が要求されるようになり、難易度は増します。序盤の作業でのわずかなズレや歪み、折り重ねた紙の厚みへの対応のために、完成に近づくほど作業の難易度は跳ね上がったことでしょう。

試験の開始が告げられると同時に、前方の大きなスクリーンでは残り時間を表示したカウントダウンが始まります。散々苦戦したあげく、課題提出用のトレーの上に鶴とは呼べない残骸を陳列する様子も見られました。

作戦によってスピードに差が出る「昆虫の組み立て」


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2つ目の課題は、バラバラになっている昆虫(タマムシ)の組み立て。小袋に入れられた13のパーツを、図解をヒントに瞬間接着剤を使って復元、ピンで留めて小さな標本ボックスにおさめれば完成です。

薄い羽や細かい足、瞬間接着剤の扱いに悪戦苦闘する学生たちの様子が、試験の紹介映像から見て取れます。
図解には、どの部品をどの部位につけるのかは示されていますが、復元の手順は一切記されていません。このため、どこから攻略するか、その作戦を瞬時に考え安定しやすい手順を選んだ学生が有利だったのではないでしょうか。

お品書きまで用意された「米粒サイズの寿司作り」


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虫の次には何がくるのか。未来の研修医たちの視線を一身に浴びる試験官が取り出したのは寿司下駄。よく見ると、何かがのっています。なんと、3つ目の課題は米粒サイズの寿司をメスとピンセットで「握る」ことでした。

卓上に並んだ普通サイズの寿司ネタと下駄をにらみながら、受験者たちはシャリ1粒サイズの握り寿司をひとつひとつ仕上げていきます。「お品書き」にあるのは、玉子を含む13種の握りと3種の軍艦巻きです。

メスで極小のネタを切り出して米粒の上にのせたり、幅1ミリほどの海苔を玉子に巻いたりといった精緻を極める作業の連続に、またしても器用さと集中力が問われます。
どうやら、汗や食材の水分を含むと扱いにくくなる海苔に苦戦する学生が多かったようです。

世界も驚愕した、このユニークな実技試験。果たして来年はどのような課題が出されるのか、今から楽しみです。

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