1. 〔第10回 その3〕 第2回DtoD救命救急塾レポート 前編

太田祥一の救命救急入門

連載 太田祥一の救命救急入門

〔第10回 その3〕 第2回DtoD救命救急塾レポート 前編

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■ スポンサードセミナー「救急での処置時の鎮静・鎮痛 procedural sedation and analgesia(PSA)」

講師:山口 征啓
講師:山口 征啓

講師:山口 征啓(健和会大手町病院)
下里 アキヒカリ(健和会大手町病院)
本間 洋輔(東京ベイ・浦安市川医療センター)
船越 拓(東京ベイ・浦安市川医療センター)
共催:丸石製薬株式会社

午前中の最後は、スポンサードセミナーです。「救急での処置時の鎮静・鎮痛 procedural sedation and analgesia(PSA)」と題し、北九州市にある健和会大手町病院の山口征啓先生、下里アキヒカリ先生が具体的なポイントを解説しました。
まず、山口先生から、手技前評価について説明があり、何よりも気管挿管を想定して準備をすることが大切とのことでした。また、代表的な鎮痛薬や鎮静薬のメリットとデメリットの紹介、そして追加投与はピーク時間を待ってから行うことが大切であることなどをお話しされました。

下里先生からは、施行中と処置後の評価について細かな基準の説明などがありましたが、「最も重要なモニターは、あなた自身」とのことで、処置をしながら患者さんに触れながら確認することの大切さをお話しされました。

シミュレーション
シミュレーション

続いて、シミュレーションです。2チームに分かれ、東京ベイ・浦安市川医療センターの本間洋輔先生と船越拓先生が各チームに医師役として参加し、医師、看護師、患者さんに扮した参加者と共に、原付バイクにはねられた40代女性の「鎮静」を経験しました。参加者からは、その都度、処置に関する質問が飛び交いました。最後には、健和会大手町病院で行われているERプログラムについてなど、闊達な意見交換もなされました。

[参考]
米国集中治療学会(SCCM)から発表された新しい鎮静のガイドライン
"Clinical Practice Guidelines for the Management of Pain, Agitation, and Delirium in Adult Patients in the intensive Care Unit"(通称PADガイドライン)

⇒〔第11回 その1〕「第2回DtoD救命救急塾レポート 後編」に続く…